「俺の携帯にも送ってくれよな」
「すぐ送るわー」
撮ったばかりの写真をお気に入りに保存してから立夏に送り。
「ありがとー。さっそく待ち受けにしよっと」
「待ち受けにしてくれるなんて嬉しい。俺もしよっと、お揃い」
お揃いの待ち受けにして笑顔で画面を見せ。
「じゃあ、今度こそ、ちゃんとキスしよっか」
「そうだな…」
「じゃあ、はい」
携帯を置いて凪斗の肩に手を乗せる。
「おう」
携帯をポケットに入れてから目を瞑り顔を近づかせ、同じく目を閉じると唇にキスをした。
「ん…」
柔らかい感触にドキドキしてしまう。