「あ、帰ってきたかな」
「まじか…あ。膝の上からおりてくれ」
「えぇー、やだ」
慌てながら立夏から離れようとするとぎゅぅと抱きしめて離れず。
「兄さんが来るって…」
どうしようもできなく困っていると
「別にいいじゃん。付き合ってること言うんだしさ」
「まあ、そうなんだけどよ…」
「立夏、ただいまー疲れたから癒してくれ」
勢いよくドアを開けてリビングに入ると、兄さんは2人を見て固まり。
「あ、仕事お疲れ様です。おかえりなさい…」
固まってる兄さんを見て苦笑いをして。
「お、お前ら。いったい何をして…」
「あ、おかえり兄さん。何って抱きついてたんだよ」