「じゃあ、いただきます」
立夏が元気よく言うと
「いただきます」
ボソッと言えば食べはじめ。
食べてもらえて安心し椅子に座り凪斗も「いただきます」と食べようとし。
「この、ハンバーグ美味いよ」
「美味いならよかった」
ホワイトソースが絶妙だと立夏が絶賛してくれたので嬉しい気持ちになり。
「美味しいよね、兄さん」
「普通…」
「大人げないなぁ…」
律は至って無表情でそう言い立夏は呆れていた。
「食べてもらえるだけで俺は嬉しいので。今度は兄さんの口に合うように作りますね」
そんな大人げない兄さんを気にせず、凪斗は兄さんの好みハンバーグを作ろうと意気込んでいるのであった。