「運動は苦手じゃないけど、2人1組でなんかやるときとか決まって誰も俺と組みたがらないんだよ…」
チーム分けするときも俺除け者だしと落ち込み。
「なんかそれ、切ねぇな…」
悪い事を聞いてしまったかもしれないと思い。
「だろ…早く水泳の授業に変わんねーかな」
水泳の授業に変わるのを心待ちにしていて。
「水泳は好きなんだ」
まぁ、基本個人遊戯だしなと思い。
「気楽に泳げるしな」
「何も気にせず早く泳ぎたいわ」と言い。
「じゃあさ、今度2人でプール行かない?」
何気なく誘ってみて。
「おっ、いいな!行きてー」
「じゃあ、夏休みになったら行こうよ」
教科書を鞄にいれると教室を出て。
「おう!楽しみにしてる」
歩いて下駄箱に行き。