「僻むなよなぁ。仕事しながら大変だろ?俺、明日から朝ごはんいらないから」
「立夏、俺のために」
勘違いしてくれて感動し。
「あ、明日の兄さんの朝ご飯は俺が作りますので」
「あ、あぁ…」
なんだか、すっかりここの住人だなと思いながら。
「着替え持ってきてないのでまた兄さんのパジャマ借りますね」
まさかまた立夏ん家に泊まるとはな。
「週末家に来る時に数着部屋着持ってきなよ。あと、歯ブラシもな」
これからも何回か泊まることになるんだしなと立夏は思い。
「わかった、用意するわ」
歯ブラシは鞄に入ってるから大丈夫なので部屋着は週末に忘れず持っていこうとして。