「ねぇ、凪斗は俺にキスマ付けなくていいの?」
なかなかしてくれないので、痺れを切らして自分から言い。
「…今から付けるわ」
そっと左腕を触ると二の腕の内側に唇を押し付けて吸ってから離しを何度か繰り返し。
「ん、なんか、ちょっとくすぐったいな…」
フフっと少し笑い。
「ん…できた」
ハート型のキスマークを付けて満足そうにしていた。
「うわ、スゲー器用だな」
ハート型のキスマークを見て嬉しくなり。
「へへ、上手くできてよかった」
「でも、凪斗は満足するのが早いんだよなぁ」
もっと求められると思っていたのでなんとなく不満で。
「なんか、俺ばっかりしたいみたいじゃん」