「じゃあ、凪斗が学生やってる分、俺が稼がないとな」
胸に手をあてると、ドーンと任せろの構えで。
「それは頼もしいわ、頑張れよ」
目を細め期待してると応援して。
「あぁ、凪斗も大学に行くなら、試験勉強しなきゃだけど、大丈夫なのか?」
休みがちだった凪斗の学力を心配し。
「なんとかなるだろーまあ、勉強はするけどさ」
今まで成績に問題なく生きてきたので大丈夫でいて。
「なんか余裕だな。頭いいんだ」
影で努力するタイプなのかもなと思い。
「それなりに勉強してるからな。小学生の時に英会話教室や塾とか通ってたわ」
想像できないだろと笑うと
「え、マジで?」
立夏は驚いた顔をしてみせた。