「あのさ、立夏が作った料理食べたいな」
じっと立夏の方を見て。
「え?お、おれ?いやぁ、凪斗みたいに美味く作れないし止めておいたほうが…」
あまりにも酷いのを作って呆れられたら嫌だなと思い。
「どんな料理でも立夏が作ったのなら喜んで食べるから」
笑顔でそう言って。
「うー、じゃあ、考えておく…」
何か簡単そうなものをネットで調べようと考え。
「よっしゃ、さんきゅー」
喜び立夏の手料理を楽しみにし。
「そんなに、喜ばれてもなぁ」
よけいにプレッシャーだと思い。
「あ、悪い。作ってもらうことなんて滅多にないから嬉しくてさ…」
つい喜びすぎたと苦笑いをし。
「いや、別にいーんだけど。あんま期待したいでよね」
「おう、わかった」
口を尖らせながら言い。