「いや、俺じゃなくて自分の身を守ってくれ」
「それよりお腹空いた」と付け足し。
「わかった、自分の身も守るわ」
「待たせたな!はい、弁当」
慌てて立夏に弁当を渡し。
「ありがとう、朝食べてないから、お腹ペコペコだよ」
早速弁当箱を開け。
「あ、昨日リクエストしたやつ入ってる」
「たくさん食べてなーちゃんとリクエスト通りだろ。他のおかずは鰤の照り焼き、牛肉と蓮根のしぐれ煮、いんげんの胡麻和え、アスパラベーコン巻き、ごぼうと人参のサラダだな」
「今日の弁当は和風な感じにしてみた」と言い。
「美味しそー。いただきまーす」
お腹も空いていたし、より美味しく感じて食べるのに夢中になり。
「どぞー!俺も食べるかー。いただきます」
自分が作った弁当を夢中に食べてる立夏を見ながら弁当を食べる。