「危なかったんで守っただけですよ。立夏が怪我でもしたらどうするんですか」
力強く言ってから兄さんを見る。
「それは、困るな」
凪斗の説得に納得し。
「よし、じゃあ、帰るぞ立夏」
立夏の手を掴み。
「立夏、また明日な」
手を振って別れようとして。
「あ、うん。またね」
名残り惜しそうに手を振ると兄に連れられて車に乗り。
車が見えなくなると家に帰ろうと歩き出し。
寄り道せずまっすぐ家に帰り、鍵を開けると鞄を置き制服から私服に着替え。
「ちょっと買い物でも行くか」
日用品の買い出しに行こうとして。
「こんくらいかな」
買うものをメモると鞄を持ち戸締まりをし家を出て、安くていいのが売ってるドラッグストアに行き。