「ごめん、だって言わないと諦めないだろ…」
頭を下げて謝り、「それに嘘はつきたくなかったし」と言い。
「まぁ、もう言っちまったもんはしょーがないけど、それがネタで俺が脅されたら、凪斗のせいだからな」
ビシッと凪斗を指差し。
「……責任を持って俺が守るから。脅されたり何かされたらすぐ言ってほしい」
拳を握りしめながら真剣な目で立夏を見つめ。
「そうだな、責任もって守ってもらわないとな」
立夏はどこか嬉しそうにしていた。
「…命を懸けて守ります」
誰もいないのを確認してから立夏の手の甲に軽くキスをして誓う。
「命って、死なれたら困るんだけど…」
このタイミングのキス予想してなかった為、不意をつかれてしまい。
「それほど大切だからさ…屋上に行って弁当食べるとすっか」
照れ臭そうに笑ってから屋上に行こうとして。
「う、うん」
なんだか照れ臭くなり、顔を逸らすと屋上に向かい。