「立夏とご飯食べるのはこれからも俺とだからもう誘わないでくれ」
後輩相手に強く言い出す。
「なんで、先輩に、そんなこと言われないといけないんすか?」
「…俺たち付き合ってるから。誰にも言うなよ」
そいつにしか聞こえないように小声で言い誰にも言うなと釘を刺しておく。
「ちょっと、先輩!もう行くよ」
「お、う…」
凪斗の腕を引いて教室から出て行き。
「なに、喋ってたんだよ」
「付き合ってること言っちまった。誰にも言うなとは言ったけど…」
まずかったかなと思いながら立夏の顔をちらっと見て。
「まじかよ…俺、同じクラスなんだぞ」
最悪だと思い頭を抱え。