「そうそう。んで、家まで送ってくれるんだろ?」
当然のように聞いてきて。
「当然家まで送るけど…まだ着いてきてるとしたらやばくないか」
「でも、多分家バレはしてると思うんだよ」
警戒しながら後ろを首だけ振り向き不審者を探してる俺を横にサラッと言い。
「まじかよ、困ったな」
「兄さんが帰ってくるまで凪斗がいればいいんじゃない?」
「そうするわ」
どうすればいいかと考えてると立夏の提案に頷いて立夏の家に行くことを決め。
「え?ほんとにいいの?何か用事あったんじゃ…」
冗談のつもりで言ったらしい。
「いいに決まってんだろ、用事なんてないから気にすんな…それに心配だし」
「そっか。なら、行くか」
抱っこしていたミルクを下に下ろし。