「だろ?ここなら車も来ないし、リード外しても大丈夫だよ」
「おー、ここなら安心して遊べるじゃん」
「そっ、疲れたら帰りたいアピールするし」
「なるほどなー」
リードを持っている手を離してから近くにある木の椅子に座った立夏の隣に腰掛けミルクちゃんを眺め。
「帰ったらさっき買ってきたアイス食べようぜ」
「おう!アイス食べんの楽しみだな、てか昨日買って貰ったイチゴミルクまだ飲んでなかったわ」
すっかり忘れていて今思い出し。
「あー、冷蔵庫に入りっぱだな」
それも帰ったら飲んだらいいと言い。
「帰ったらゆっくり食べるか」
甘いものを食べれるのが嬉しく笑顔になり。
「そうしようぜ」
ふいに凪斗に寄りかかると受け止めそっと肩に手を廻しながら立夏を見て。