「な、なんか。ごめんね。変な事お願いしちゃって…」
同じく恥ずかしくて顔が見れずに。
「大丈夫…俺の方こそ止まんなくなって悪い」
抱き締めながら頭を撫でて。
「う、うん」
ドキドキしていた心臓の音が相手にも聞こえてしまうのではないかと思い。
「…なんか恥ずいよな。触れて嬉しかったけどさ」
顔を上げると照れ臭そうに笑い。
「お、おれも…人から触られるのって、気持ちいいんだな…」
恥ずかしそうに納得し。
「気持ちいいと感じてもらえてよかった」
嬉しそうにしながら優しく髪を撫でようとすると。
「あ、ご、ごめん。手、汚れたんじゃないか?洗ってきた方が…」
あわあわと恥ずかしそうに言い。
「あ、あんまかかってないから気にすんな」
照れてる顔を逸らしながら手を見せ。