「しかも、人間の食べ物は基本味が濃いからあげちゃダメ!可愛くてあげる飼い主も多いけど、犬にとってはいけない事だから肥満の原因になるし、命も脅かす事だってあるんだからな」
「ちゃんとワンちゃん用の餌をあげるのが一番だな…」
うんうんと頷きながら真面目に話を聞き。
「こんなに大切にしてもらってミルクちゃんは幸せ者だなあ」
「当たり前だろ。早死にされたくないし」
グラタンを食べ終わると台所へ持っていって。
「長生きしてほしいよな」
グラタンを食べ終わりサラダとスープに手をつけ。
「まぁ、通常の寿命だと15年くらいらしいよ」
小型犬の方が長生きする時もあるらしいからと付け足し。
「大型犬より小型犬の方が寿命長いのかあ」
初めて知り勉強になるなと思い。
「俺も飼うまで知らなかったけどな」
台所に食器を持って行くとチーズがとれなさそうだったのでぬるま湯でうるかしておこうと思い、放置して。
「長く一緒にいられんの嬉しいな」
ミルクちゃんを眺めながらお昼ご飯を食べ終えご馳走さまと言い。
「んー、まぁ休みだしな」
「夕方、ミルクの散歩でも行く?」
再びソファに座ると凪斗を見。
「もちろん行きたい!」
やったとはしゃぎ食べ終わった食器を台所に持っていく。
「じゃあ、ちょっと休憩したら行こうーぜ」
ソファに座ったまま顔を上に向けて足を伸ばし。
「おう、そうするかー」
テーブルを拭いてから片付けた食器を綺麗に洗い終わり。