「他に何すれば立夏の嫁になれんの?」
「え?」
まだこの話し続けるのかよと内心思いつつ。
「うーん、掃除、洗濯?」
「わかった!家事スキル頑張って上げないとな」
頑張ろうと意気込み。
「う、うん…」
本気にしている凪斗を見て、単純だよなぁと思い。
「こうやって自分が作ったご飯を食べてもらえるのいいわ」
いつか立夏と一緒に暮らしたいと思いながらグラタンを食べ続け。
「ミルクもいい匂いにつられて食べたそうだ」
ミルクは足元から離れず上を見上げてきて。
「ミルクちゃんもお腹空いてんのかなあ」
下を向いてミルクちゃんを見てにやけ。
「朝あげたから、いいんだよ」
犬のご飯は、2回なので朝と夜でいいと説明し。
「へぇ!そうなのかー」
立夏の説明を聞いて納得して。