「わー！まじ、美味そーだな」
できたてのグラタンを見て、腹の虫が鳴り。
「おお、いい出来よな」
美味いといいなと思いながらグラタンを取り分けていく。
「なぁ、もう食べていいの？」
待ち遠しそうに聞いてきて。
「どうぞ、食べてくれ」
火傷するなよーと付け足し。
「いただきまーす」
スプーンで掬ってフーフーしてから口に運び。
「ん、熱っ、いけど美味い！」
「美味いならよかったわー」
美味いと言ってもらえ嬉しそうにして、食べてる姿を堪能してから自分もいただきますと少し時間をおいてから食べ。
「いいお嫁さんになれるな」
冗談っぽく言うと、冷ましながら食べて。
「いいお嫁さんかー立夏の嫁になりたい」
笑ってからじっと見つめて言い。
「まぁ、料理だけなら合格だな」
グラタンを食べる手を止められないのか動かしたまま。