「戻るか」
脱いだ制服はまた綺麗に畳み持ち、兄さんの部屋から出て立夏の部屋に行き。
「そういえば、朝起きてからのままじゃん」
一旦部屋を出て洗面所に行き顔を洗ってから、髪を手櫛で整え立夏の部屋に戻る。
「凪斗ー!まだぁ?早く行くぞ」
「悪い、今から行くわ!」
リビングから立夏の声が聞こえ鞄から財布を取り出しポケットに入れてから返事をし慌ててリビングに向かい。
「よし、じゃあ、行くか」
凪斗が降りてくると、玄関まで行き。
「待たせたな…お、おう」
立夏の姿を見つけ声をかけると薄着だったので思わず少し顔を逸らしてしまう。