「悪い。起こしてしまったな…まだ寝ていいから」
「んー今何時ぃ」
小さな声で言い頭を優しく撫で、立夏は欠伸をしながら尋ねて。
「まだ6時なんだよ…早いから少し寝るか」
「起きるの早ぇよ」
「なんか目覚めたんだよな、最近早起きしてるから癖になってんのかも」
「せめて、9時まで寝かせてくれ」
まだ眠そうな声で項垂れながら凪斗の腕を引っ張り。
「わかったって、9時まで寝るとしますか」
休みの日だしいいかと思いながら寝ようとして。
「んー」
凪斗に甘えるように抱き着くと目を閉じて。
「おやすみな」
抱きしめて優しく髪を撫でると直ぐに眠りに落ちてしまい。