「もう2時か。凪斗、眠くならないの」
時計を確認するともうそんな時間。
「全然、眠くならねーな。立夏は?」
「まぁ、俺もかな」
「手握ったら安心して眠れるかもしんない」
「そうかなぁ」
「わかんないけど試してみたい」
そっと立夏の手を握り指を絡ませて手を繋ぐ。
「まぁ…いいけど…」
「さんきゅ…」
温もりを感じて心が落ち着きゆっくり目を瞑り。
その後立夏も目を閉じて眠ろうとしてみて。
「スー、スー…」
隣にいてくれのが安心していつのまにか眠ってしまいしばらくすると寝息をたて。
「あれ、寝たのか?」
微かな寝息が聞こえてきたので少し驚き。
「まじか…ふぁっ、俺も寝よ」
睡魔がきたらしくて、そのまま眠りに落ちて。