「だって、兄さんは名前で呼んでるのに俺が先輩って言うのもさ…」
実は前から言いたかったが、いざ言ってみると恥ずかしかったらしく。
「どんな理由でも呼んでくれてめっちゃ嬉しい。兄さん、俺と立夏が付き合ったこと許してくれんかな…」
何かしたら殺すと言ってた兄さんを思い出し苦笑いして。
「多分、激怒すると思うけど、俺が黙らせるから」
ニコッと小悪魔的な笑みで笑い。
「それは助かる。さんきゅ」
頼もしいなと感心してしまう。
「キス以上の事は、そのうちね」
耳元に吐息と一緒に囁くと肩に頭を寄せ。
「お、う…」
囁かられビクッとしてしまい恥ずかしそうにし。
凪斗の反応に満足すると、欠伸をして目を閉じて。