「うーん、そうでもなかった気がする。そんなことより…」
「先輩、俺って魅力ないかな…」
押し倒してきて寂しそうな表情で笑いかける。
「え…っ、ちょ、どうしたんだよ…」
倒れると目を見開き立夏を見上げ。
「答えて…」
真剣な眼差しで見つめられ誤魔化すことはできず、まっすぐ見つめ返し。
「魅力あるに決まってんだろ…こんなに心から楽しいと思えるのは立夏だけだ」
「でも、それって友達としてだよね」
更に質問を続け俺の言葉を待ち。
しばらくして口を開き、
「…友達としてじゃないって言ったらどうするんだよ」
覚悟を決めてじっと見つめ続け。ここまできたらもう止められない。もしかして、俺は…
「嬉しい…」
目を大きく開いて相手を見据え、立夏も同じ気持ちだといういうことに気づく。
「立夏、好きだ…」
勢いで自分の気持ちを告白をして、目を瞑りキスをしようとゆっくり顔を近づける。立夏も気持ちに応えるように顔を近づけ目を閉じて唇を離さず長いキスをして。そっと唇を離すと目を開けるとゆっくり立夏も目を開けた。
「俺も好き。俺と、付き合ってくれる?」
「うん。立夏と付き合いたい」
真剣な表情で見つめ付き合うことにした。