「俺と寝れて嬉しいでしょ」
「嬉しいに決まってるって。友達と寝るなんて初だし」
立夏は小首を傾げながら問いかけると、嬉しそうに笑顔で答える。俺の言葉に不満があるのか立夏はムスッとして。
「俺、歯磨いてくる」
「あ、俺も磨く」
鞄に入ってる携帯用歯ブラシを取り出し立夏の後をついていき洗面所で隣に立ち一緒に歯を磨き。終わると口をゆすぎ洗面所から出て、立夏の後ろを歩きどう話しかければいいか悩みながらリビングに寄り。
「じゃあ、兄さん。俺たち部屋に行くから」
「あぁ。おやすみ」
「おやすみなさい」
兄さんにそう言うと階段を上がっていき。
「ほら、行くよ先輩」
「わかった」
階段を上がると立夏は部屋の前に立ち止まり。