「いいから、早く入ってこい。変態」
兄さんの服を掴み風呂場まで引っ張ると、リビングまで戻ってきて俺の隣に座り。
「ふ…服、着ねーの」
気になりちらっと見てから何故上を着てないのかと疑問に思い聞いてみることにし。
「あー、ちょっと熱いから…」
突然横に倒れて俺の肩に頭を乗せる。
「え、大丈夫か…水でも飲めって」
こんなに近くにいられるのが我慢できず水を取りに行こうと立ち上がろうとすると
「本当は俺、先輩と入りたかったよ」
こんな事を言ってきた。
「そんなこと言ってもう騙されないからなー」
また冗談だと思い笑い飛ばし立夏を見ると真面目な顔をしていて。
「冗談じゃないよ。本気」
戸惑っている俺の手をとると自分の胸に手をあてさせ。
「ほら、すごくドキドキしてるでしょ」
「…っ、まじかよ」
ドキドキを確認すると自分までドキドキしてしまい、照れて立夏の顔が見れずにいる。