「俺が悪かった。全然嫌じゃないから…」
「す、すみません…泣かせてしまって」
泣かせてしまい慌ててすぐ謝り、兄さんに謝罪すると泣いてたはずの立夏が突然笑い出し。
「くっく…あはは…あー可笑しい。冗談だよ。じゃあ、俺先に入ってくるから」
笑い終わると手をひらひらさせてリビングから出て行く。
「冗談、かよ…」
まんまと騙されてしまいしばらく呆然としてしまい。
「我が弟ながら、小悪魔っぷりがまた可愛いなぁ」
掴んでた手を離してもらうと、さっきの立夏を思い出してはほんわりした顔をして。
「あ、着替え持ってくるな」
「お願いします」
立夏の兄さんは着替えを取りに行ってしまうと、広いリビングで一人になり。立夏と一緒に風呂入るとか…緊張してまともに入れないと思い冗談でよかったと安心する。