兄さんにダメだと言われながら立夏は両方の鞄を持って歩き、家に向かい鍵を開けるとトイプードルのミルクちゃんが待ちくたびれたとでも言わんばかりに吠えて尻尾を振り。
「おー、待たせたな。ミルク」
「お邪魔します。こんばんわ、ミルクちゃん」
家に上がると玄関にいるミルクちゃんにやっぱ可愛いなと思いながら挨拶をして。
「じゃあ、作るから兄さんはミルクに餌あげて」
「はいよ」
荷物を台所に持って行くと兄さんはミルクちゃんにに餌をあげ。
「あ、俺も手伝うわ」
靴を揃えてから上がり立夏の手伝いをしようとし。
「じゃあ、野菜切ってくれるか」
立夏は鍋を出して出汁を中に入れて火を付ける。
「りょーかい」
手を洗ってから野菜を洗い手際よく切っていき。
「この切った野菜もらうな」
次に豆腐と肉を切り俺が切った野菜を鍋に入れ。
「おうよ、もう切るやつないな」
きのこの下ごしらえをして切っていき鍋の材料を切っていき。