「へぇ、俺も明日から弁当買って来ようかな」
意外そうな顔をしながら俺の弁当を見て。
「早起きできた時しか作らないけどな。明日天気良かったら屋上にでも行って一緒に弁当食べない?」
弁当を持ってくるなら屋上だとそんな人もいないし注目されずに静かに食べれるんじゃないか。
「どうせ、明日も来るんだと思ったから明日からは持って来ようと思ったんだよ」
「なんだかんだ付き合ってくれて立夏優しいよな」
食券を買うとカウンターに出して番号プレートをもらいに行ってしまい。
どっか席がないか探してると同級生が慌てて片倉さん、よかったらここ座ってくださいとすぐに退き。
お礼を言ってから戻ってきた立夏にここに座ろうと言って。
「先輩、恐がられてるの?」
先程のやり取りを見て不思議に思ったのか聞いてきて。
「まあ、そんな感じ。俺に近づく奴なんてそんないない」
実は立夏も怖がってんのかなと思ってしまい悲しそうな顔になり。
「ふーん、俺にはただのナンパ男にしか見えないけどね」
番号を呼ばれたので料理を取りにいってしまい。
怖がってないことがわかり安心して席に座り弁当を広げ立夏が戻ってくるのを待つ。