時間が経ち午前の授業をさぼらず全部受け一息ついてから立夏のとこに行くことして。
椅子から立ち上がり弁当が入ってる鞄を持ち1年と2年の教室にいきクラスを聞きまわり探したが立夏の姿が見当たらない。
「…どこにいんだよ」
お昼ご飯を食べるなら教室か食堂か屋上だよな。教室は探したから食堂に行ってみるか。
食堂に行くと生徒がたくさんいるので見つからないと思ったが運よくメニュー表を見てる立夏を見つけ出し。
「いたいた。一緒に食べない」
気さくに話しかけお昼ご飯一緒にしないかと誘う。
「ほんとに来たんですか。先輩目立つんですから、あまり大きな声出さないでください」
「来るに決まってるって。ごめん…小声で話す」
言われて周りを見渡すと食堂にいる殆どの生徒がこちらを見てるのに気づき声のボリュームを落とす。
「わかればいいよ。それで先輩は何食べるの」
「俺、弁当作ってきたからさこれ食べようと思ってさ。でも、久々に学食も捨てがたい」
敬語じゃなくなった立夏を見て慣れてきたのかと思い嬉しくなり、鞄に入れてた弁当を見せどうするか悩み出す。
学校に行くときは大体弁当を作って持ってくるので学食で数回ほどしか利用したことがない。弁当がもったいないから今日は学食は諦めるか。